鍵の防犯性は何で決まる?

鍵違い数?鍵の強度?鍵の防犯性とは一体何で上がるのだろうか。

CPマーク付きの防犯性能

防犯性をはかる目安になる項目として、より複雑な構造で実現できる鍵違い数を上げたが、複雑であればあるほどピッキングが難しくなる。また、鍵を破壊されないよう堅牢な部品を使う必要もある。これらは耐ピッキング性能・耐かぎ穴壊し性能というメーカー記載情報からだいたい確認できる。しかし空き巣の手口はそれだけでは無く、カム送り開錠やバンビング手口、サムターン回しという犯行手口に耐えうるかどうかも、より防犯性が高い鍵を選ぶ場合に考えなくてはならない。鍵屋など知識がある者であれば、どのメーカーのどの鍵がそれらの犯行手口に強いかという事を把握しているだろうが、我々のような一般人であれば鍵を見ただけではわからない。そこで役立つのがCPマークである。
CPマークは官民合同会議にて決められた規定上の試験にクリアしたものだけが表示できるマークで、ピッキングやかぎ穴壊しは5分以上耐えなければならず、またそのほかいくつかの防犯性に関わる厳しい試験項目がある。このマークが付いた鍵を選ぶことでまず防犯性が高いということは言えるだろう。
しかしCP試験を行っていない鍵もあり、CPマークが付いていないからと言って防犯性が低いわけではない。適切な場所に適切な鍵を取り付けて防犯性を守っていきましょう。