鍵の防犯性は何で決まる?

鍵違い数?鍵の強度?鍵の防犯性とは一体何で上がるのだろうか。

頑丈な部品で破壊に強い構造

鍵の防犯性を高める要因は、複雑な構造であったり鍵違い数であったり、またどれだけ丈夫であるかも重要なところです。
丈夫にする場所はシリンダーだけではいけません。扉と錠前の隙間からバールのようなものでこじ開けることを想定すると、その隙間を埋めるガードプレートという部品を取り付けることと、デッドボルドを頑丈にする事が必要である。デッドボルトの素材強化もそうですが、形状によっても防犯性が大きくかわります。だいたいは長方形をしていますが、最近ではこじ開けに強い鎌式デッドボルトがよく見られます。
こじ開け以外にも電動ドリルでシリンダーを壊すドリリング対策として、シリンダーの中の部品も頑丈にしなければなりません。各メーカーのドリリング対策シリンダーには、焼き入れ鋼製のピンやドリリング防止板・超硬部品などが採用されており、ドリル攻撃には5分~10分以上耐えれるものもあります。ドリル攻撃はCP認定錠でもテストが行われています。
では、主な鍵メーカーの破壊に強い鍵をご紹介します。
カバスターネオ・KABA社製 超硬ピン内蔵でドリリング破壊耐性10分以上、面付け錠タイプには鎌式デッドボルトがあります。
V-18・GOAL社製 焼入鋼製のセクションピンとドリリング防止板を採用し、頑丈に作られています。
WEST917・ウエスト社製 真鍮ソリッド仕様のシリンダー部を採用し、特殊焼入鋼のドリリング防止ピンで破壊強度を高めています。